不妊治療について

妊活の基本|色々あるけど落ち込まないで

今は情報が溢れている時代ですので、ある程度の知識は皆さんお持ちだろうと思います。

妊娠する確率は35歳から急激に下がり、45歳あたりが限界…と言われます。

私も今回このサイトを立ち上げるにあたり、様々な本を読みました。

そこで感じることと共に、基本的な情報をお届けします。

妊娠の適齢期

先にも記しましたが、20代前半がピークと言われ、そこから緩やかに下降していき、35歳以降は急激に下がり、45歳が限界と言われます。
もちろん例外もあります。
ただこの例外は本当に一部の人にしか該当せず、芸能人が45歳を超えて妊娠したニュースを見たからといって希望を見出すのは違うと思います。

年齢については、誰もこの年齢になることを意図した訳ではなく、なかなか結婚相手に巡り会えずに遅くなってしまった方や、自然妊娠で授かると思ってチャレンジしているうちに気がついたら年数が経ってしまっていた方や、仕事の責任感から不妊治療に進むことができなかったという素敵な社会人の方などが、仕方なくその年齢になってしまったのだと思うのです。

あらゆる書籍を読みましたが、「キャリアを優先して治療を遅らせるな」「治療に躊躇して貴重な時間を無駄にするな」などと見る角度によっては責め口調の文面に見えるなぁと感じることがあります。

これは医療従事者から見ると切実に感じられることなのだと理解できるので、ごもっともなご意見です。まだ未婚の方や若い方にはどんどんこの情報が浸透したら良いと思います。

現に今、その年齢になっておられる方は、この点はスルーしてください。

過去は考えず、「今から精一杯努力しよう」という気持ちが前向きな力を生むのだと思うので、是非「今日から始めよう」と奮い立ったことを誇りに思って進んでいただきたいと心から思います。

タイミング

排卵日の3日前から毎日もしくは1日おきにタイミングを取るのが正解です。

排卵日にタイミングを取るものと勘違いされる方が多いですが、実は排卵日以前から取っておくことが大切です。

卵子は排卵してから12〜24時間しか生きられません。

一方で精子は3日〜長くて5日も生きられるので、先に精子がスタンバイしておき卵子を迎えるのが一番受精の確率が高いのです。

排卵日を知る

排卵を知るには幾つか方法があります。

毎月規則正しく生理が来る方であれば把握しやすいかも知れませんが、数日でもズレる方は正確な排卵日を知っておかないと数日の誤差でチャンスを逃すことになります。

基礎体温計

毎朝面倒ですが、基礎体温を付けるのはとても有効です。

生理が来ていても排卵していないというパターンもあり、基礎体温で高温期と低温期があることが分かれば排卵している可能性が高くなります。高温期が来ていないのに生理が来ているという方はすぐに病院で相談しましょう。

スマホに連動させてデータとして見える化することもできるので、基礎体温計は1本持っておくと便利です。
旅行にも持って行きましょう。

ただ、基礎体温は「排卵日」が分かるため、急にその日が排卵日と分かってもその3日前からの準備ができません。
しかも人によっては排卵日とズレる場合もあるようです。

私がお勧めしたいのは、次の排卵検査薬です。

排卵検査薬

日本製の排卵検査薬は高額で、そろそろかな?と狙いを定めて使う必要があります。

それで外してしまったらまたチャンスが流れてしまう…。

周期が全然安定しない方にとっては狙いを定めるのも難しいですよね。

海外製の排卵検査薬であれば安価で気兼ねなく検査ができるのでお勧めです。

海外製のものはアマゾンや楽天では購入できないので、日本のサイトから購入するのが安心です。

排卵日から遠い時期からでも検査をしていると、排卵日に向けて少しずつ反応色が濃くなっていきます。

それによって、排卵日の数日前から把握することができ、タイミングも逃しません。

超音波検査

病院で卵胞の大きさや子宮内膜の厚さを調べてもらうことで、確実に排卵を確認できます。

一番確実な方法ですので、本格的に妊娠を考えられる場合は不妊治療専門のクリニックを受診されることをお勧めします。

男女それぞれの事情

精子は都度新しく作られています。

ですのでタイミング前まで溜めておく必要はなく、新鮮な精子が作られるように週に2〜3回は新しくしておくことが理想です。

対して卵子は生まれた時に卵巣に蓄えられた卵子が全てであり、その後新しく作られることはありません。

従って、毎年卵子の鮮度は落ちていくということになります。

このことから妊活において女性の年齢はキーになると言われているのです。

また、女性ホルモンを司る脳は視床下部に近く、ストレスの影響をかなり受けやすいため、ストレスによってホルモンのバランスがすぐに崩れてしまいます。ストレスは大敵であることを忘れないでくださいね。

不妊治療クリニックを検討する時期

一般的には自然妊娠を目指して1年経過しても妊娠しない場合は不妊治療を考えるべきと言われます。

ただし、既に年齢が35歳前後を超えている場合や、生理不順など心配な症状がある場合はもっと早くに受診すべきです。

個人的な話になりますが、私は20代の頃ずっと生理不順でした。
20歳をスタートとして、私自身の病気が立て続けに判明し、手術も複数回し、そうこうしていると親の病気も判明、命が危ない状況がずっと続くことでストレスを抱え、半年以上生理が止まることも当たり前でした。

30歳で結婚し、女性ホルモン関連に自信がなかった私は入籍直後から不妊治療のクリニックに通いました。

いろいろな検査をして、特に問題は見つかりませんでしたが、ドクターと相談をしてタイミング法をすっ飛ばして人工授精から始めました。

と言うのも、生理が2〜3ヶ月に1回という頻度だったので、年に4〜6回しかチャンスが無い状況でタイミングで待つことがどうしてもできなかったのです。(私はかなりせっかちです。)

こと妊娠という分野においてはこれぐらいのせっかちさんで良いと思っています。

不妊治療クリニックに行こうかなと頭をよぎっている方は今すぐ行かれると良いと思います。

焦らなくて良いと冒頭で書いたのは、「今までの自分」に対してであり、「今の自分」はどんどん前に進んでください!

不妊治療クリニックに行ったら

初回は夫婦で行かれることをお勧めしますが、絶対ではありません。

人によってはそういう面は夫に見せたくないという方もいらっしゃるかも知れません。

女性の方が検査項目がたくさんあるので、先に女性が行ってみて、その後男性も一緒に行く、というパターンが多いように思います。

最初は検査ばかりで、早く治療に進みたいのにと焦ってしまうこともあるかも知れません。

ドクターには「早く妊娠を望んでいる」ということを伝えましょう。

病院によってはダラダラとタイミング法を勧めてきたり、なかなか先に進んでくれないと耳にすることがあります。

こちらのスタンスをしっかりと伝えておきましょう。

心配ご無用

不妊治療を迷う方のSNSを見ていると、不妊治療クリニックへのハードルを高く考えてしまっている方を見かけることがあります。

なぜかハードルが高いイメージがありますよね。

辛い治療への入り口…のような。

でも行った日からいきなりハードな戦いが始まるわけではありません。

専門家に相談して、原因がないか検査をする。そこからのスタートなので気軽に予約を取ってみてください。

婦人科の検査が苦手な方もおられると思います。でもいざ妊娠したらそんなどころではないのです。

今はネット予約ができる時代。ポチッと予約しちゃいましょう。

応援しています

本当に応援しています。

ゆくゆく辛い思いをするかも知れない。

喜びに包まれるかも知れない。

誰にも先のことは分かりませんが、頑張ろうとされている方や既に頑張っておられる方はご自身に誇りを持って進んでくださいね!

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